マストドンの方にも書いてきましたが『創作する人のための歴史叙述と歴史創作』、創作表現に説得力を持たせるための考証の重要性とそのための学習を疎かにしない事を重点的に語られていてとても良かったし勇気をもらいました。
基本的な事とはいえ、自分の主張したい内容のために史実や人物の主義主張といったものを捻じ曲げる事は偽史を作る事と変わらないし、創作といっても踏み超えてはいけない一線があるという事を明言されていたのはとても頼もしく感じられました。
私は歴史上の人物を通して一般の人々も描きたいと考えているので、その点の考証をより深めていくと同時に権力者や軍、帝国主義の時代を扱っている事を受け止めてそれらを美化・肯定的に描かないように注意を払いたいと改めて気を引き締めました。
あとフランスだとボナパルティズムがまだ現役の政治主義だったりそうでなくても帝国主義的な態度を取る人があろう事か本邦でも少なくない数がいるし、現にそういう層に私の作品が届いているのは見かけているので少なくとも私はそういう主張を推進するために作品を描いているわけではないという事は明言していかなければいけないのですよね…
I am inspired for " Hussards de la Molt " .
(Light cavalry company that actually existed on the side of the revolutionary army during the French Revolutionary War.)
結構古い建物や街並みの残る熊本市中心街や未だに銃弾が見つかる西南戦争の激戦地田原坂等印象深い場所も多いのですが、一番インパクトが強かったのは熊本の街の風景にも強く影響していて、ダイナミックな地殻変動を体感させる景色の阿蘇山ですね。
理科の資料でしか見た事が無いような色をした硫黄が加工付近に普通に存在していて、当たり前ではあってもとんでもねぇ場所だ…となったよ。あと火口の抉れ方が深すぎて高所恐怖症には結構キツかったよ…
長崎市街は山が迫る港町という事もあって高台の建物までよく見渡せて、その中でも教会の尖塔のようなランドマークとなる建物は特に目立ってあまり見た事のない雰囲気の街並みになっていますね。地形的には熱海が似てはいそうですが山が湾を囲んだような地形がまた異なった印象を抱かせました。
九州旅行から帰ってきました。帰路の飛行機から行きの時は見えなかった阿蘇山の全景が見えたのですが、空から眺めて改めてカルデラの広大さと火山のエネルギー、そしてそのカルデラの中に街がある風景の特異さに改めて目を見張りました。
(しかしチャールズ3世即位記念植樹ってなーにが記念じゃ長崎でやる必要ないでしょとかグラバーはスコットランド出身だけどええんかとか色々悶々とした)(センシティブな感想)