大学院生
「人間が自分たちの生態にかんしてなすことは、人間が自分たちの周りの事物との関係で自分のことをどう考えているかに依存している。(What people do about their ecology depends on what they think about themselves in relation to things around them.)」(リン・ホワイト『生態学的危機の歴史的根源』, p. 86)
私たちがある対象に対して考えていることが変われば、私たちの対象に対する振る舞いは変わるが、対象それ自体は変わらないだろう。ただ「振る舞い+対象」が不可分なものだった場合、たとえば生態系、身体などは、多少なりとも変化すると言える。環境問題は、この問題と言ってもいい。
「感情を込めて歌おう」という指導はよくされる。これはある段階においてはいいと思うが、私はあまり本質的だとは思わない。それは行きすぎると、自分の感情で音楽を塗りつぶしてしまうことになってしまうからだ。そうすると、音や歌っている身体の動きに出会えなくなってしまう。
そうではなく、音と身体と情緒の絡み合いにいかに出会うことができるのか、それが肝だと感じる。その出会いの経験を増やす、それがリハーサルなのではないだろうか。そう思って今は練習をしている。
「感情を込めて歌う」っていうのはよくされる。これはある段階においてはいいと思うが、私はあまり本質的だとは思わない。それは行きすぎると、自分の感情で音楽を塗りつぶしてしまうことになってしまうからだ。そうすると、音や歌っている身体の動きに出会えなくなってしまう。
そうではなく、音と身体と情緒の絡み合いにいかに出会うことができるのか、それが肝だと感じる。その出会いの経験を増やす、それがリハーサルなのではないだろうか。
過去の駄文を書き直したりしてみたい。合唱指揮者についての論考は、書き直してみたい文章の候補の一つである。
あと、その論考の内容が、先週の高校生との演奏で少し実践できたように思う。実際に声に動きが出ていたし、生き生きとしてた。あの感覚が歌唱の魅力だと常に思っている。
【読書記録】千葉雅也『現代思想入門』、「第一章 デリダーー概念の脱構築」を読む
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「仮固定的同一性と差異のあいだのリズミカルな行き来」について書いています。
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序 本noteは、「脱構築」で知られているフランスの哲学者ジャック・デリダに関するものである。ただデリダ単体の思想というより...
東浩紀の『存在論的、郵便的』にみられた「散種の多義性化」の動きが、25年後の『訂正可能性の哲学』における「訂正」概念なのである。
「誤配と訂正の連鎖こそが、現実の人生の特徴である。」(p. 88)
というように、「誤配と訂正のリズム」が東浩紀の哲学の中にある。
【読書記録】イヴ・K・セジウィック『クローゼットの認識論: セクシュアリティの20世紀』 、「序論 公理風に」を読む。
本noteは、ジェンダー・セクシュアリティ分野におけるクィア理論の古典的名著、イヴ・K・セジウィック『クローゼットの認識論: セクシュアリティの20世紀』(1990)に関する読書記録である。今回は特に、同書の「序論 公理風に」を読解する。
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