とりあえずTwitterの他にもつくりました。
作家・佐藤大輔氏、阪神タイガース、ミステリ(中でも本格ミステリ)そして競馬が好きです。
宮園ありあ氏の「異端の聖女に捧げる鎮魂歌」読了。「ヴェルサイユ宮の聖殺人」の続編。これは傑作。女子修道院長からの助けを求める手紙を受けとった公妃マリー=アメリー、相棒のボーフランシュ大尉と向かった修道院で起こる連続殺人…ミステリ、物語に濃密に関わってくる修道院、信仰、歴史といった背景が興味深く面白く(恥ずかしながらアンボワーズの陰謀を知りませんでした…)また前作から変化した公妃と大尉の関係、更には魅力的な登場人物たち…と様々な要素が詰め込まれているのですが、過剰さを全く感じる事なく読み進める事ができましたし、それが一気に回収される→ #v読
エドワード・W.バートン=ライト、田内志文 訳/新美智士 監修「シャーロック・ホームズの護身術バリツ 英国紳士がたしなむ幻の武術」読了。ホームズの読者であれば誰もがしる謎の武術❬バリツ❭と結びつけられて語られる事も多い❬バーティツ❭に関して「ピアソンズ・マガジン」に掲載された創始者バートン=ライトによる解説を全訳したもの。監修者による、その成り立ちと歴史、ホームズ作品との関係の話も興味深いですし、何より当時の写真付きで解説される❬バーディツ❭の解説が面白く楽しいものでした。私は格闘技に関する知識はほぼ皆無ですし、そのセンスもあるとは思えませんから実践しようとはなかなか思えませんが→ #v読
小泉悠氏の「オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略」読了。戦後70年、ソ連時代から現在までのロシアの軍事戦略、特に極東での戦略に関して解説された1冊。冷戦時代のソ連の核戦略における潜水艦の役割、それなりに知っていたつもりでしたが、改めて戦後からの流れの解説を読むと未知だった事も勘違いしていた事も多くあり勉強になりました。そしてその戦略は現在における情勢、ウクライナ戦争そして何よりも日本に対しても当然ながら大きく影響する事も実感(とは表現がおかしいか…)する事もできました。❬縮小版過去を生きるロシア❭の章代がなんとも印象的ですね。 #v読
アガサ・クリスティ「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」読了。先週からNHKでドラマが放送されていますね。クリスティの数少ないノン・シリーズ作品。結論から言うと私好みの作品。雰囲気としては「トミー&タペンス」シリーズに近いでしょうか。タイトルにもなっている瀕死の男が最後に最後に発した言葉「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」後半で明かれるその言葉の意味と続く数行に思わず❬えっ?❭と声が出てしまい…クリスティ上手いですよね…解説にもある通り謎解き小説としての魅力に加えて冒険、ロマンスの要素も加わった楽しい作品でした。フラキンキーのお転婆ぶりはドラマ以上かも…私には寧ろ好ましいですが。 #v読
蜂須賀敬明氏の「さよなら凱旋門」読了。❬現代の日本人騎手が蹄鉄に転生❭とはどういう事?と思わず手に取った作品でしたが、上質な競馬小説、面白かったです。1916年の英ダービー直後に蹄鉄として転生した騎手の藤晩夏がアラブ系の少年アリーと一頭の牝馬と共に英国から米国に渡る事から始まる物語。描かれる人と馬との繋がり、そして人と人との繋がりが魅力的、登場人物それぞれに感情移入して読めました。競馬の魅力である競走馬の血の繋がりとその拡散、その素晴らしさと面白さが伝わってきます。設定の奇抜さに目が行きますがシンプルに競馬小説として読んでも傑作だと思います。 #v読
日影丈吉「ミステリー食事学」読了。作家であり料理研究家、翻訳家でもある著者によるミステリ、料理に関わるエッセイ集。帯の❬異色の名著❭の言葉通り単純な食べ物に関するエッセイではなく、ミステリやその他様々な内容も絡めて書かれた内容は興味深いものばかり。私が特に面白く読めたのはメグレ警視シリーズのシムノンに関するエッセイ。最近新訳を読むまでその面白さがあまり理解できなかったシムノンに関する話は成る程なと思わされるものでした。ただホームズやクリスティ作品に関するネタバレがチラチラ出てきますので注意も必要かなと。テルアビブ空港乱射事件、横井庄一さんオイルショックという話題に時代を感じます。 #v読
ガガガ文庫の❬X 連動新春恒例企画 寒中見舞いプレゼントキャンペーン❭当選していました。「いつか憧れたキャラクターは現在使われておりません。」の詠井晴佳先生のサイン入り寒中見舞いが届きました。素敵なメッセージ付き。ありがとうございます。大切にしなければ。
「黒死館殺人事件」2回挑戦したけど2回とも楽しめる…いや理解するには至らず。読み通しはしたのですけどね。またチャレンジしてみようか…>RT
北山猛邦氏の「天の川の舟乗り 名探偵音野順の事件簿」読了。❬世界一気弱で引きこもりがちな名探偵 音野順❭シリーズ3作目。短編3本と中編1本。流石は○○の北山(ネタバレにはならないと思いますが念のため)という表題作は見事です。順の兄要が探偵役を務める「怪人対音野要」のトリックも好きですが、個人的なベストは「人形の村」。他の3編とは違う驚きがあります。(単に私好みのミステリーというのはあります)。それにしてもワトソン役の白瀬白夜のちょっと変わった嗜好が面白いです。マッシーのぬいぐるみは私も欲しいかな(^-^; #v読
蜂須賀敬明氏の「さよなら凱旋門」購入。❬日本人騎手が「蹄鉄」に転生。❭とか正直、ちょっと何言っているかよくわからないのですが、パラパラ中身を確認したところ面白そうだったので。❬SF×歴史×ミステリーをハイブリッドに融合させたサラブレッドロマン!❭とか見ると買わずにはいられず…
君塚直隆氏の「君主制とはなんだろうか」読了。古代文明から現代までの君主たちの5000年史。古代文明の王の誕生から世界各地における君主たちの歴史、哲学者、思想家達による君主論、様々な宗教との関わり等々、君主制を通して見た世界史面白かったです。❬王様は何でえらいの?❭というと言うシンプルかつ難しい問いも(正直、私は考えてみた事もなかったです…)読み終えた時には少しは理解出来た様に思えます。二十一世紀の君主制、これからの君主制に関して書かれた5章が特に興味深く面白かったです。❬中高生にもわかりやすく❭とある様に非常に読み易くも濃い内容だと思いました。 #v読
福永祐一師の「俯瞰する力 自分と向き合い進化し続けた27年間の記録」読了。本日、調教師として管理馬を初めて出走させた福永師の自伝(で良いのかな?)騎手を目指した最初の決断から騎手を引退、調教師を目指すという決断をくだすまでの27年間を正に自分自身を❬俯瞰❭して書かれています。過去にインタビューや対談などはいくつも読んでいますが、初めて知る事や本音が書かれていて一気読みでした。騎手が書かれた本は何冊か読んでいますが一番面白かったかも…読み終わって先ず思ったのは❬これは調教師として成功しそう❭でした。そして❬川田凄ぇな❭だったりします(笑)福永祐一好き、競馬好きなら読んで損はない内容です。 #v読
宮園ありあ氏の「ヴェルサイユ宮の聖殺人」読了。アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作品。革命前夜のフランス、ブルボン王朝。ヴェルサイユ宮で発見された刺殺体。その謎を追うのは公妃マリー=アメリーと陸軍大尉ジャン=ジャック。面白かったです。序盤はあまり知識のないブルボン王朝フランス王族、貴族等の習慣を理解するため戸惑いましたが、徐々にそれを理していくと一気に物語の中に入りこめましたね。公妃と大尉の組合せも面白く、肝心のミステリ部分も様々な要素を絡めておりしっかり楽しめました。ルイ16世、マリー=アントワネットは勿論モーツアルト、モンゴルフィエ兄弟→ #v読
藤原昌高氏(ぼうずこんにゃく)の「美味しいマイナー魚図鑑ミニ」読了。食用としてはマイナーな魚を収録した図鑑。マイナーとはいえ日本各地で食用として売られている魚たちではありますが、私はほとんど知らない魚ばかりでした。食用としてマイナーな理由は漁獲量が少ない、小さ過ぎる或いは調理の難しさ、更には見た目の悪さ等様々。そんな魚でも味は高級魚にも劣らない魚もいたりで…面白いですね。カラーで魚の写真、調理方、味への評価等々情報量も豊富、文庫サイズというのも手軽に読めて私にはありがたかったです。温暖化の影響もあり南方でしか獲れなかった魚が日本近海でも獲れる様になっているなど複雑な気持ちになる内容も。 #v読
伊藤京氏の「機動戦士ガンダム ウェアヴォルフ 1」読了。久し振りにガンダム関係の漫画を購入しました。❬人狼ゲーム×ミステリー×ガンダム❭に惹かれた訳ですが、序盤はガンダム的な面白さ、中盤から一気にミステリ的な展開になりますね。MSコクピット内での密室殺人…地球圏への帰還、アクシズの排除と並行して殺人犯を探し出さなければならない状況…1巻を読み終えた時点ではかなり好みの内容です。ミステリ部分も期待出来そうです。次巻以降が楽しみです。問題は私が❬人狼ゲーム❭をよく理解していない事なんですが…
村石正行氏の「検証 川中島の戦い」読了。武田・上杉両氏の北信濃をめぐる争い、川中島の戦いは、なぜこの地域で、如何なる理由によって起こったのか?室町幕府、周辺諸勢力との関係など大きな視点からその全貌にせまったもの。上杉謙信(長尾影虎)が何故、北信濃へ出兵したのか?今まで北信濃の諸領主の要望に応えて…という通説(といっても良いと思いますが…)を差ほど疑問にも思っていませんでしたが、❬謙信が義のために出陣したとは到底思えない❭という著者の言葉と、説明されるその理由は納得の行くものでした。そもそも私の❬川中島の戦い❭そのものに対する知識が古いものだとも思わされました。
村井啓氏の「カノンレディ~砲兵令嬢戦記~1」読了。近世を舞台とした戦記小説。武器商人の娘が軍人になりたいが為に父から勘当されるも実家から大砲を持ちだし隣国の紛争地帯へ…面白いです。彼女が直面する戦争、戦場は当たり前ですが厳しいもので…近世の戦争、戦闘に関しては私は差ほど知識が有るわけではないのですが、それでも読み進めるのに全く問題はありません(近世に興味が出て色々と調べたくはなりましたが…)戦場の中で成長していく主人公の姿も良いですね。1巻からなかなか厳しい展開ですが、それだけにこの先が気になりますね。次巻が待ち遠しいです。ちなみに私はエレンがお気に入り(^-^;
江面弘也氏の「名馬を読む 4」読了。馬と人の物語、シリーズ第4段。私がリアルタイムで見てきた馬、それ以前の馬と人の物語…どれも素晴らしかったです(既巻同様に)私が好きなモーリス、タップダンスシチーに関しても初めて知る事も有りました。良く知っているつもりでいたエアグルーヴの項では父トニービンの当初の評価や伊藤調教師がこの馬を繁殖牝馬としてよりランナーとして活躍する馬だと評していた(名調教師も間違える事もあるのですね)等、興味深い内容でしたし、第5章のジャパンカップ・メモリーズでは今のジャパンカップからは想像も出来ない最初期の状況を知る事が出来たりと…充実の内容でした。続巻が早くも楽しみです。
大木毅氏の「勝敗の構造 第二次大戦を決した用兵思想の激突」読了。第二次大戦の諸戦闘に関して、これまでの解釈、現代の定説、議論の対象等に注目して検討した1冊。全11章、真珠湾攻撃を除いた10章は欧州戦線におけるもの。正直にいうと私の知識のブラッシュアップが出来ておらず、この本を読んで、これまで持っていた各々の戦闘に関する内容が既に否定されている事知れたり間違った理解をしていた事に気づく事が多々ありました。第一章の❬ドクトリンなき「電撃戦」❭から私には衝撃を受ける内容でした。しかも内容は決して難解ではなく非常に理解がしやすく…はい勉強になりました。
駄犬氏の「誰が勇者を殺したか」読了。これは大当たり、面白かったです。フォローしている方の読了ツイートで知り手を出した作品ですが、感謝です。魔王を倒したのち❬何故、勇者は死んだのか?❭魔王か?仲間か?或いは…❬誰が勇者を殺したのか?❭ファンタジーでありミステリであり更に…過去にも書いていますが、こういう作品が出てくるからラノベ読みはやめられないんですよね。あまり詳しく書くとネタバレしかねませんがミステリとしての捻りも見事だと思います。途中で少し弱いかな?と思った私が浅はかでしたね。快作です。
高校野球の一面が見れて面白かったです。先日読んだ須賀しのぶ氏の「夏空白花」や宮脇俊三氏の「時刻表昭和史」ともリンクするところがあってそこも楽しく読めた理由かもしれません。
矢野吉彦氏の「高校野球と鉄道 100年を超える関係史をひもとく」読了。私にとって競馬中継で馴染み深い矢野アナの「競馬と鉄道」に続く2冊目の著書(で良いのかな?)高校野球好きなので手に取りましたが、面白かったです。100年以上の歴史をもつ高校野球、考えてみれば選手、応援団、そして観客の輸送に鉄道は大きく関わってきた訳ですし、そもそもの成り立ちにも鉄道会社の役割も大きかったのだと気づかされました。第1回大会に参加した秋田中は38時間をかけて大阪へ到着…戦前には満州、朝鮮、台湾からの参加もあり満州鉄道の利用等々、正直今まで全く意識してこなかった方向からの→
秦郁彦氏の「明と暗のノモンハン戦史」読了。帯にある❬決定版❭の言葉、読み終えた感想は正にその一言かもしれません。ノモンハン事件を戦史として捉えた非常に理解のしやすい1冊でした。ソ連崩壊後の機密解除された新情報も加えた内容、ソ連側の損害も大きかった事等々も明らかにされそれまでの見方とは変わった事も理解はしました。ですが、それでも私には日本側の❬暗❭の部分ばかりが印象的…別の本で❬独断専行の代名詞❭とまで言われた関東軍の独走。それを止められなかった(同調すらあったとも思える)大本営。兵器の性能、物量の劣勢…事件後の現場指揮官への人事。そして生かされる事の無かった戦訓等々上げれば切りがありません。
西行「西行全歌集」読了。随分と前に買っていたもの。北森鴻氏の「花の下にて春死なむ」で西行法師に興味を持ち、関連本をいくつか読んだ時期があるのですが、その流れですね。年末の掃除で見つけて少しずつ読んでいました。印象的な歌が多くありました。とは言え完全に理解出来る訳も無く、歌集や古典作品を読む度にいつも思うのですが、せめて高校時代古典の授業をもっと真剣に受けていればと今さらながら後悔。北森先生の作品タイトルにもなっている❬願わくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月の頃❭が一番好きですね。❬何事のおわしますをば知らねどもかたじけなさに涙こぼるる❭は高田崇史氏の作品で見たかな…
秦郁彦氏の「明と暗のノモンハン」読了。帯にある❬決定版❭の言葉、読み終えた感想は正にその一言かもしれません。ノモンハン事件を戦史として捉えた非常に理解のしやすい1冊でした。ソ連崩壊後の機密解除された新情報も加えた内容、ソ連側の損害も大きかった事等々も明らかにされそれまでの見方とは変わった事も理解はしました。ですが、それでも私には日本側の❬暗❭の部分ばかりが印象的…別の本で❬独断専行の代名詞❭とまで言われた関東軍の独走。それを止められなかった(同調すらあったとも思える)大本営。兵器の性能、物量の劣勢…事件後の現場指揮官への人事。そして生かされる事の無かった戦訓等々上げれば切りがありません。
アガサ・クリスティ「二人で探偵を」新訳版、読了。「秘密組織」で登場したトミーとタペンスが探偵社の経営者になりすまし、古今東西の名探偵な手法を用いて解決する。ですが解説にある❬ゆるいクリスティ❭という言葉が確かにしっくりくる愉快な短編集でした。ソーンダイク博士、ブラウン神父、思考機械、そしてクリスティ自身が生み出したポワロ等々お馴染みの名探偵の名前が出てくるだけでワクワクしますね。解説にもある様に緊密な謎解き要素は薄いとはいえ、流石はクリスティと思うところも多くありました。何よりトニーとタペンスのやり取りが楽しく、ポワロシリーズとは違ったクリスティの魅力に溢れる楽しい作品でした。
で…見事です。近代日本競馬史に関する資料を読む中で廣澤弁二の名前は知ってはいましたが、旧会津藩、斗南藩に所縁のある人物とは全く知りませんでした。後半に語られる現在の日本競馬の課題や未来へ関わる部分も競馬ライターでもある著者だからこそ書けるもので流石としか言えません。競馬小説の傑作だと思います。
島田明宏氏の「ブリーダーズ・ロマン」読了。面白かったです。著者の競馬ミステリーと銘じられた作品の中では「ノン・サラブレッド」が一番好みでしたが、今作はそれと同じか超えたかなという感じも。旧会津藩、斗南藩士廣澤安任が創設した廣澤牧場、その牧場が導入したローザの血を繋ぐ競走馬は何故不可解とも思えるローテーションを組むのか?その理由とは?序盤で語られる斗南藩、廣澤牧場に関わる歴史、更に寺山修司との関わり、中盤での競走馬トナミローザのローテーションに関わるミステリ部分、そして終盤へかけての競馬そのものに関する物語部分、そのどれもが興味深く魅力的なもの→
「本の雑誌 3月号」特集の❬メフィスト賞を探検せよ!❭部分だけとりあえず読み終わりました。面白かったです。❬メフィスト賞誕生の歴史❭では知らなかった事も多くありました。そして❬全64作 完全レビュー❭からは読みたいと思える作品をいくつか見つける事ができました。しかし、メフィスト賞受賞作品で私が読んだ事があるのは64作品中15作品…思っていた以上に少ない。最後に読んだ受賞作品は井上真偽氏の「恋と禁忌の述語論理」ですからね。2015年から受賞作を読んでいないとは…受賞作とは別の作品名読んでいる作家さんですら3人しかいない…
大内建二氏の「第二次大戦 不運の軍用機」読了。WW2時における日米英独仏伊ソ豪の活躍する事が出来なかった軍用機を図面と写真で紹介した1冊。各国、各機の理由は様々で、開発の遅れ、性能不足、政治的な問題等々なんとも言えなくなる理由の機体もあり…実は初めて知る機体もいくつか有りました。それにしても英国海軍の艦載機に関してはどうしてこうなったというものが多いですね。いや勿論後知恵でそう思えるというのもあるのですが。
片山杜秀氏の「大楽必易 わたくしの伊福部昭伝」読了。伊福部昭信徒と自ら認める片山杜秀氏による作曲家、伊福部昭本人との長くに渡って重ねられた対話、その記録としての❬私的な伊福部昭伝❭とありますが、面白かったです。伊福部昭に関しての書籍はある程度読んではいたつもりでしたが白状すると誤解していた事も多々ある事に気づかされました。音楽に関して専門的、技術的な事に関する知識は余り、いや殆どない私でも伊福部昭の音楽論的な部分は伝わってきました。これまで私が知る事のなかったチェレプニンとの関係、北海道という土地(と言う表現力で良いのかな?)が与えた映画等々、興味深い内容ばかりでした。
秋木真氏の「助手が予知できると、探偵が忙しい」読了。やる気の無い探偵と予知能力を持つ女子高生のコンビ…バディが挑む3つの事件(きっかけとなる女子高生自信の事件も含む)これは私が好きなタイプの作品。女子高生桐野の持つ予知能力が制限のある(この表現で良いのかな?) ため、単純に推理が進まない所がミステリとして面白いですし、しっかりと張られた伏線もあり楽しめました。このコンビ良いですね。帯に❬新シリーズ開幕❭とありますから続編も期待して良いのかな?初めて読む作家さんでしたが、児童文芸では大人気作品を多く出しておられるのですね。すいません、その辺りのジャンルには詳しく無いのです…
秋木真氏の「助手が予知できると、探偵が忙しい」読了。やる気の無い探偵と予知能力を持つ女子高生のコンビ…バディが挑む3つの事件(きっかけとなる女子高生自信の事件も含む)これは私が好きなタイプの作品。女子高生貝瀬の持つ予知能力が制限のある(この表現で良いのかな?) ため、単純に推理が進まない所がミステリとして面白いですし、しっかりと張られた伏線もあり楽しめました。このコンビ良いですね。帯に❬新シリーズ開幕❭とありますから続編も期待して良いのかな?初めて読む作家さんでしたが、児童文芸では大人気作品を多く出しておられるのですね。すいません、その辺りのジャンルには詳しく無いのです…